外国人の方から家族帯同ビザについて相談を受ける際、非常に多い質問の一つが、
「子どもは日本の保育園に入れますか?」
「保育園へ申し込むには何が必要ですか?」
「日本語ができなくても大丈夫でしょうか?」
というものです。
日本で働く外国人にとって、安心して仕事を続けるためには、子どもの預け先を確保することが重要です。
結論から言うと、家族帯同ビザで来日した子どもも、日本の保育園へ入園することは可能です。
ただし、日本人と同じように入園できるわけではなく、自治体ごとの利用基準や申込み手続き、必要書類などを理解しておく必要があります。
この記事では、家族帯同ビザで来日した子どもの保育園事情について、分かりやすく解説します。
家族帯同ビザとは
家族帯同ビザ(家族滞在)は、日本で働く外国人の配偶者や子どもが、日本で一緒に生活するための在留資格です。
例えば、
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技術・人文知識・国際業務
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経営・管理
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高度専門職
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企業内転勤
などの就労ビザを持つ方の家族が取得できます。
この在留資格を取得すると、日本で生活しながら学校へ通ったり、保育園を利用したりすることができます。
家族帯同ビザの子どもは保育園に入れる?
答えは「はい」です。
家族帯同ビザだからという理由で保育園への入園が制限されることはありません。
日本人と同様に、市区町村が運営する認可保育園や認定こども園などへ申し込むことができます。
また、
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認可保育園
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認定こども園
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小規模保育事業
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認可外保育施設
など、地域によってさまざまな選択肢があります。
ただし、「申し込めば必ず入園できる」というわけではありません。
保育園の利用には、市区町村が定める利用調整(選考)が行われます。
保育園へ入るための条件
認可保育園は、「保育を必要とする家庭」が利用できる施設です。
そのため、保護者が、
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フルタイムで働いている
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育児休業から復職予定
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病気や介護をしている
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就職活動中
などの事情がある場合に利用できます。
外国人だから特別な条件があるわけではありません。
家族帯同ビザの家庭でも、日本人と同じ基準で審査されます。
申し込みはどこでする?
保育園の申込みは、市区町村役場(保育課・子育て支援課など)が窓口になります。
一般的な流れは次のとおりです。
① 日本へ入国
② 住民登録を行う
③ 健康保険・マイナンバーの手続き
④ 保育園の利用申請
⑤ 利用調整(選考)
⑥ 入園決定
自治体によって受付時期が異なるため、来日前から確認しておくと安心です。
必要になる主な書類
申込みでは、次のような書類を求められることが一般的です。
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在留カード
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住民票
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パスポート
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就労証明書
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勤務証明書
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課税証明書(必要な場合)
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保育利用申請書
自治体によって必要書類は異なるため、事前に確認しておきましょう。
日本語が話せなくても利用できる?
外国人家庭が最も心配するのが、日本語の問題です。
しかし、多くの自治体では外国人家庭の受け入れを行っています。
保育士が簡単な日本語や翻訳アプリを活用したり、多言語の案内資料を用意している自治体も増えています。
また、子どもは保育園での生活を通じて、日本語を自然に身につけるケースが多くあります。
保護者向けの連絡帳やお知らせについても、自治体によっては外国語対応やサポートを受けられる場合があります。
保育料は外国人でも同じ?
「外国人だから保育料が高くなるのでは?」と心配される方もいますが、そのようなことはありません。
家族帯同ビザで日本に住んでいる方も、日本人と同じ基準で保育料が決まります。
認可保育園の保育料は、主に次のような要素で決定されます。
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世帯の市区町村民税額
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子どもの年齢
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保育を必要とする時間
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きょうだいの人数
また、3歳から5歳児クラスは幼児教育・保育の無償化制度の対象となっており、一定の条件を満たせば利用者負担額が無償となります。
0歳から2歳児クラスについても、住民税非課税世帯など一定の要件を満たす場合には無償化の対象となることがあります。
認可保育園と認可外保育園の違い
保育園には大きく分けて「認可保育園」と「認可外保育園」があります。
認可保育園
認可保育園は自治体が定める基準を満たした施設です。
特徴は、
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保育料が所得に応じて決まる
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保育士の配置基準が定められている
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自治体へ申込みを行う
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人気が高く、入園待ちになることもある
という点です。
認可外保育園
認可外保育園は施設ごとに料金やサービス内容が異なります。
特徴として、
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空きがあれば比較的入園しやすい
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延長保育や夜間保育など柔軟なサービスがある
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利用料は施設ごとに異なる
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自分で施設へ申し込む
などがあります。
仕事の開始時期が決まっている場合や、認可保育園の入園を待つ間に利用するケースも少なくありません。
待機児童に注意
都市部では、保育園の空きが少ない地域もあります。
特に、
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東京23区
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横浜市
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川崎市
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大阪市
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名古屋市
などでは、希望する保育園に入れないこともあります。
そのため、日本への入国後はできるだけ早めに市区町村へ相談し、申込みスケジュールを確認することが大切です。
認可保育園だけでなく、認可外保育園や一時保育なども含めて検討すると、仕事復帰の計画が立てやすくなります。
保育園へ通うメリット
家族帯同ビザで来日した子どもが保育園へ通うことで、さまざまなメリットがあります。
例えば、
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日本語を自然に身につけやすい
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日本の生活習慣に慣れることができる
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同年代の友達ができる
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集団生活を経験できる
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小学校への入学準備につながる
また、保護者にとっても安心して仕事を続けられる環境が整います。
よくある質問
Q1. 家族帯同ビザでも認可保育園へ申し込めますか?
はい。家族帯同ビザだからという理由で申込みが制限されることはありません。
自治体の利用基準を満たせば、日本人と同じように申込みができます。
Q2. 日本語が話せなくても大丈夫ですか?
多くの自治体では外国人家庭への支援を行っています。
保育士や自治体職員がやさしい日本語や翻訳アプリを活用する場合もあり、安心して相談できます。
Q3. 保育料は外国人でも同じですか?
はい。認可保育園では、日本人と同じ基準で世帯の所得などに応じて保育料が決まります。
Q4. 入国後すぐに申し込めますか?
住民登録などの手続きが完了すれば申込みが可能です。
ただし、自治体によって受付時期や必要書類が異なるため、早めの確認をおすすめします。
まとめ
家族帯同ビザで来日した子どもも、日本の保育園を利用することができます。
保育園への入園にあたっては、外国人だから特別な条件が課されるわけではなく、日本人と同じ基準で利用調整が行われます。
一方で、自治体ごとに申込み時期や必要書類、利用基準が異なるため、入国後は早めに市区町村へ相談することが大切です。
また、認可保育園だけでなく認可外保育園や認定こども園なども選択肢に入れることで、子どもに合った保育環境を見つけやすくなります。
家族帯同ビザで日本での生活を始める際は、在留資格の手続きだけでなく、お子さまの保育環境についても早めに準備を進めることが、安心した新生活につながります。