配偶者ビザコラム

配偶者ビザの交際証明とは?

配偶者ビザ申請では、

「交際証明」が審査の重要なポイントとなります。

単に結婚しているだけでは許可されず、実際にどのような経緯で関係を築いてきたのかが厳しく確認されます。

交際の実態が十分に説明できない場合、不許可となるケースも少なくありません。

入管では、

・本当に結婚しているのか

・偽装結婚ではないか

・実際に夫婦として生活する意思があるのか

といった点を厳しく確認します。

そのため、申請では

二人が実際に交際してきた事実を証明する資料を提出する必要があります。

しかし、その際

・どんな資料を提出すればよいのか

・写真は何枚必要なのか

・メッセージ履歴は必要なのか

といったことに悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、

配偶者ビザ申請で必要になる交際証明の考え方と具体的な資料について、行政書士の視点から分かりやすくお伝えします。

1.交際証明とは何か

交際証明とは、

二人が実際に恋愛関係にあり、結婚に至ったことを証明する資料のことです。

入管は、結婚の形式だけではなく、

・出会い

・交際の経緯

・結婚に至るまでの関係

を総合的に確認します。

特に近年は、偽装結婚を防ぐため、
交際の実態を示す証拠資料が非常に重要になっています。

そのため、配偶者ビザ申請では通常、以下のような資料を提出します。

・交際写真
・メッセージ履歴
・通話履歴
・渡航記録
・手紙や贈り物の記録
・家族との写真

これらを組み合わせて、二人の関係が自然な恋愛関係にあったことを説明します。


2.入管が交際証明を重視する理由

なぜ入管は交際証明を重視するのか?

その最大の理由は、偽装結婚を防ぐためです。

偽装結婚とは、日本での在留資格を得る目的で形式的に結婚する

・お金を払って結婚する

・実際には一緒に生活しない

・結婚後すぐ別居する

といった行為が挙げられます。

このような不正を防ぐため、入管は

「二人の交際が本当に存在したのか」を慎重に確認します。

次のようなケースでは、審査が慎重になる傾向があります。

・交際期間が短い

・年齢差が大きい

・遠距離恋愛

・言語が通じない

・出会ってすぐ結婚

上記に該当するような場合は、

交際証明を丁寧に作成・提出して、結婚の実態を丁寧に説明することが重要になります。


3.代表的な交際証明資料

ここでは、配偶者ビザ申請でよく提出される交際証明を紹介します。

①交際写真

最も基本的な交際証明が二人の写真です。

写真は、

・出会った頃

・旅行

・デート

・家族との写真

・結婚式

など、交際の経過が分かるものが望ましいです。

また、次のような写真は説得力が増す傾向があります。

・両親と写っている写真

・友人と写っている写真

・旅行の写真

これらの写真は、「二人が周囲に紹介されている関係であること」を説得する効果的な材料となります。

②メッセージ履歴

LINEやSNSのメッセージ履歴も重要な交際証明です。

・LINE

・WhatsApp

・WeChat

・Messenger

などに残っている交際履歴があるやりとりを提出します。

すべてを提出する必要はなく、交際期間が分かる部分を抜粋して提出します。

・交際開始頃

・定期的なやり取り

・結婚の話

など、イベントごとのやり取りを時系列で確認できるように抜粋することが望ましいです。

③通話履歴

遠距離恋愛の場合、通話履歴も有効です。

・国際電話の履歴

・LINE通話履歴

・Skype履歴

などが挙げられます。

遠距離でも継続的に連絡を取っている証明材料になり得ます。

④渡航記録

お互いの国を行き来している場合、渡航記録も交際証明になります。

・パスポートの出入国スタンプ

・航空券

・ホテル予約

などです。

「相手に会うために何度も渡航している」といった事実は、交際の信頼性を高めるでしょう。

⑤手紙や贈り物

次のようなものも、交際証明として提出できる場合があります。

・手紙

・カード

・プレゼントの記録

・宅配記録

必須ではありませんが、関係の深さを示す資料として役立つことがあります。


4.交際証明を提出する際のポイント

交際証明は、単に資料を提出すればよいわけではありません。

相手に理解してもらえるような説明をするためのポイントを意識することが重要です。

①時系列で整理する

交際証明は、交際の流れが分かるように整理することが大切です。

・出会い

・交際開始

・旅行

・家族紹介

・結婚

のような流れです。

入管審査官が見たときに、「二人の関係が自然に理解できること」が重要です。

②写真の説明を付ける

写真には次の情報を書いておくとよいでしょう。

・撮影日

・場所

・状況

(例)
「2023年5月 東京ディズニーランド」
 三回目のデート

このように説明を付けることで、理由書など他の情報とリンクしやすくなり、写真の意味が伝わりやすくなります。

③理由書と内容を一致させる

交際証明は、

理由書の内容と一致していることが重要です。

例えば理由書で

「2022年に旅行しました」と書いている場合、その旅行写真があるとイベントの情景が分かり説得力が増します。


5.交際証明が弱いとどうなる?

交際証明が不足していると、入管から次のような対応を受けることがあります。

・追加資料要求

・審査の長期化

・不許可

特に、交際の実態があやふやな場合は、偽装結婚を疑われる可能性があります。

そのため、

最初の申請でできるだけ多くの資料を準備することが重要です。


まとめ

配偶者ビザ申請では、結婚の事実だけでなく、交際の実態を証明することが非常に重要です。

代表的な交際証明には次のようなものがあります。

・交際写真
・メッセージ履歴
・通話履歴
・渡航記録
・家族との写真

これらを組み合わせて、二人が自然な恋愛関係を経て結婚したことを説明します。

また、交際証明は

・時系列で整理する

・写真に説明を付ける

・理由書と内容を一致させる

といった点を意識することで、審査官に伝わりやすくなります。

配偶者ビザでは、交際証明の内容が審査結果に大きく影響することもあります。

不安がある場合は、専門家に相談しながら資料を整理することでスムーズな申請につながるでしょう。

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